ローソク足hacks

投資の基本「ローソク足」で資産運用する方法

包み足(Engulfing)でトレンド転換を読む

 

ローソク足の包み足(Engulfing)でトレンド転換を読む方法

ローソク足の「包み足(Engulfing)」は、トレンド転換を読み取るための強力なチャートパターンです。FXや株式投資において、包み足は重要なサインであり、特に初心者にとっては覚えておくべき基本的なテクニカル分析の一つです。この記事では、小学生でもわかるように、この包み足の基本的な仕組みと、どうやってトレンドの転換を予測するかを説明します。

包み足とは?

包み足」とは、2本のローソク足がセットになっているパターンで、2本目のローソク足が1本目のローソク足実体を完全に包み込む形です。この2本目のローソク足が現れることで、トレンドが反転する可能性が高いことを示します。

包み足がトレンド転換を示す理由

包み足が示すメッセージは、前のトレンドの流れが次のローソク足によって完全に覆されるということです。これにより、相場の反転を予測できるわけです。たとえば、上昇トレンドの後に弱気の包み足(Bearish Engulfing)が出現すれば、下落に転じるサインであり、逆に下降トレンド中に強気の包み足(Bullish Engulfing)が現れた場合は、上昇の兆しとなります。

包み足の種類

強気の包み足(Bullish Engulfing)

強気の包み足は、下降トレンドの後に現れるパターンで、最初のローソク足は小さく、赤(価格が下がっていることを示す)のローソク足が出現し、次のローソク足はそのローソク足を完全に包み込む大きな緑(価格が上がっていることを示す)のローソク足です。このパターンは、相場が反転して上昇する可能性を示唆します。

弱気の包み足(Bearish Engulfing)

弱気の包み足は、上昇トレンドの後に現れるパターンで、最初のローソク足が緑で、その後に大きな赤いローソク足がそれを包み込みます。この場合は、相場が反転して下降するサインです。

包み足を使ったトレードの手順

  1. トレンドを確認する: まずは、現在のトレンド(上昇トレンドか下降トレンドか)を確認します。上昇トレンド中には弱気の包み足を、下降トレンド中には強気の包み足を探します。
  2. 包み足を確認する: 包み足が現れたら、その後のローソク足の動きを見て、トレンドが反転するかを確認します。
  3. 取引を実行する: 包み足が確認できたら、トレンドの反転を見越して取引を行います。強気の包み足が出たら「買い」、弱気の包み足が出たら「売り」を検討します。

包み足でのトレードのポイント

  • 明確なトレンドの終わりに出現する包み足は、より信頼性が高いです。
  • 出来高(取引量)が増えていると、トレンド転換の可能性がさらに高まります。
  • 他のテクニカル分析と組み合わせることで、より確実なトレード判断ができます。

まとめ

包み足(Engulfing)は、トレンド転換を見抜くための強力なチャートパターンです。強気の包み足が出現したら相場の反転上昇を、弱気の包み足が出現したら下降を予測し、適切なタイミングで取引を行うことが可能です。初心者でもこの基本的なローソク足のパターンを学ぶことで、より良いトレードの判断ができるようになります。