ローソク足hacks

投資の基本「ローソク足」で資産運用する方法

ローソク足の基本構造とは

ローソク足は、株やFXのチャートを使って、値段がどう変わっていったかを見るための「図」のことです。値段が上がったり下がったりする動きをわかりやすく示してくれるので、トレーダーと呼ばれる人たちが使っています。ここでは、ローソク足の4つの重要なポイントをわかりやすく説明します。

ローソク足とは何?

まず、「ローソク足」という名前の由来は、その形が「ろうそく」に似ているからです。ろうそくには「芯(しん)」がありますよね。それと同じように、ローソク足にも「本体(実体)」と「ヒゲ」という部分があります。この図を見ることで、ある一定の期間で値段がどう動いたかがすぐにわかるんです。たとえば、1日の間にどれくらい値段が上がったか、下がったかがひと目でわかります。

 

始値(はじめね) = その日のスタート!

まず、始値は「その日の最初の値段」を表します。たとえば、朝学校に行くときの気分に似ています。元気いっぱいで学校に行くのか、それとも少し眠そうに学校に行くのかが始値にあたります。つまり、始値は「その日の最初の値段」です。

もし、ある日の株の始値が100円だったら、その日は100円からスタートしたということになります。

---

高値(たかね) = 一番元気なとき

次に、「高値」というのは、その日一番高い値段のことです。これは、学校で一番楽しかった時間や、一番元気だった時間に似ています。たとえば、休み時間に友達と遊んでいるときが一番元気だとすると、それが「高値」にあたります。

株でも同じで、その日中で一番値段が高くなったときが「高値」です。たとえば、その日の高値が110円だったら、その日は一番高いところで110円まで上がったということです。

---

安値(やすね) = 一番疲れたとき

「安値」はその日一番低い値段のことです。学校で一番疲れた時間や、ちょっと元気がなくなってしまった時間に似ています。たとえば、体育の授業が終わったあとや、長い授業が続いたあとの疲れた時間が「安値」にあたります。

もし、その日の安値が95円だったら、その日は一番低いところで95円まで下がったということです。

---

終値(おわりね) = その日の終わり

終値」は、その日の最後の値段です。これを、学校が終わって家に帰るときの気分にたとえることができます。もし、元気いっぱいで「また明日も頑張るぞ!」と思っていたら、始値よりも高い終値になるかもしれませんし、ちょっと疲れて「今日はもう寝たいな〜」と思っていたら、始値よりも低い終値になるかもしれません。

もしその日の終値が105円だったら、株はその日最後に105円で終わったということです。

---

ローソク足の形からわかること

ローソク足の形を見ると、その日の値動きがわかります。たとえば、「陽線(ようせん)」というのは、終値始値よりも高いときにできるローソク足の形です。これは、その日値段が上がったということを意味します。逆に、「陰線(いんせん)」というのは、終値始値よりも低いときにできる形です。これは、その日値段が下がったということを意味します。

また、ローソク足の「ヒゲ」という部分も大事です。ヒゲは、その日のうちで一番高かった値段や、一番低かった値段を表します。このヒゲの長さを見ることで、その日の値動きが大きかったかどうかがわかります。

---

ローソク足のパターンで予測ができる?

ローソク足は、単にその日の値動きを見るだけではなく、未来の値段がどうなるかを予測するためにも使えます。たとえば、何日か続けて値段が上がり続けている場合は、「明日も上がるかもしれない」と考えることができます。また、特定のローソク足の形が出ると、「これから値段が下がるかもしれない」というサインになることもあります。

このように、ローソク足は過去の動きを見ながら未来を予測するための大事な道具です。トレーダーたちは、このチャートを使って、次にどんな動きがありそうかを考えて取引をしています。

---

まとめ

ローソク足は、値段の動きをシンプルに見えるようにするための便利なツールです。始値、高値、安値、終値という4つのポイントを押さえることで、その日どんなことが起こったのかを簡単に理解できます。そして、その形やパターンを見ることで、次の日の値動きを予測することもできるんです。

学校での1日を思い浮かべながら、ローソク足の動きを考えるとわかりやすくなります。元気なときや疲れたとき、そして最後にどう終わったのかを見ていくことで、チャートの動きが自然と理解できるようになるでしょう。